湯の宿 山ばと/旅館リノベーション

四万温泉 アートを楽しめる旅館
客室2部屋/58.2㎡
400万

[ 地元 中之条を感じられる空間】

清流や森、動物など自然豊かな中之条町 四万温泉 。奥四万に位置する湯の宿 山ばとさんの客室リノベーションを行いました。

中之条ビエンナーレでも活躍されている地元アーティスト2組によるアーティストルーム。

窓から降り注ぐ光が四季それぞれにおいて表情を変える。木々のざわめき、渓流の音まで聞こえてきそうなくつろぎの空間。

四万温泉の良さを感じられる部屋になっております。

 

こでまり CLEMOMOルームコンセプト

山ばとがいつも仲睦まじく、二羽寄り添っているように。お客様にもこの部屋で二人の時間を楽しんでほしいと思い製作。

山ばとと二人部屋のイメージから、二対の人形を作りました。似ているようで違う二人。違うようで似ている二人。赤・青・黄色は、愛と水(温泉と四万湖)と光(エネルギー)の隠喩。大胆な存在感で、開放的な心持ちを促します。

 

元々押し入れとして使われていたところを展示スペースとして活用。泊まりながらも美術品を鑑賞出来る空間に。

作品の一部には改修工事の際に出た柱などの廃材を再利用致しました。土地の中での循環を意識されてきた湯の宿山ばとだからこそ。作品の中でも今までの歴史を受け継ぎながら形を変えて繋いでいます。

 

造作ベッドを設置。和風だった空間全体をシンプルに仕上げ和モダンテイストに。

 

 

いわかがみ 山形 敦子ルームコンセプト

知らない土地の夜と朝を体験することで、昼間に訪れるだけでは気が付かなかった空気の濃さや光を感じ、夜にしか鳴かない虫や鳥の声も聴くことができます。宿泊はひと時、その土地の一部になることかもしれません。地に根差し、土地のものを大切にしてきた宿。その四万という土地の要素を取り入れた作品の中に一夜ご滞在いただくことで、四万の生き物たちとの共生・命や水の循環の中に入り込むような体験ができるよう、作品を構成しました。

太陽が沈むと障子の動物たちはぼんやりと見えなくなります。闇の中の動物たちは、窓の向こうの山で活動を始めるのかもしれません。

絵の中の細胞のようなパーツは、微生物や細胞などミクロの生物を模しています。その中の模様は作者が描いたのではなく、水を通し
た自然現象により生まれた自然の模様です。この土地もまた、青い四万川と温泉水を通して自然と生物が循環している場所です。

ここ中之条町では、他の群馬県の地域同様養蚕の盛んな地域でした。家の2階が養蚕場となっていた古民家が中之条町にはたくさん現存し
ています。この作品にはそこで使用されていた道具を用いました。。

手漉き紙を四万川の青色をイメージして染め、その中から土地の動物や植物・微生物などが立ち現れてくるようになっています。

夜は他の電気を消し、作品だけ点灯し楽しんでみて下さい。

 

旅館や店舗などの改装もコンセプト設計ご提案致します。お気軽にお問い合わせください。

 

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