造作収納デザイン~提案から決定まで~

2023-04-09

みなさん、こんにちは。

いつもSTYLELABOブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は収納のデザインについてお話させて頂きます!

・・・目次・・・

①造作収納とは
②造作収納のメリット・デメリット
③既製家具と造作家具の使い分け
④提案から決定まで

 

①造作収納とは

造作収納とは、設計時に部屋や空間に合わせた造り付けの収納家具のことです。

どんな生活空間でも必要な収納スペース。

見せる収納や隠す収納、様々あります。

そんな収納スペースをうまく設計することで、その他の空間を広くみせたり、動線を確保したり様々な要素に影響してきます。

納品事例を参考にお話させて頂きます。

 

こちらは、スタッフT邸のTV台と玄関です。

化粧面には網代竹(あじろたけ)を使用。家の雰囲気に合わせた色、素材で仕上げています。

内部はあらかじめ決めていたものを収納できるよう、ミリ単位で計画されています。

写真右側にはルンバの充電スペースも備えてありますね。

さらに玄関収納にも同様の素材を使用することで統一感のある空間構成になっています。

色合いがインテリアとマッチしてスッキリまとまっていますね。

 

こちらは、スタッフH邸のリビング収納です。

こちらの見せる収納、レコードといった少し特殊な大きめのサイズの物でも、あらかじめ場所を決めておくことで、ここまでスッキリ見せることができます。

元からあるスペースを利用しおしゃれな空間に仕上げています。リビングの雰囲気ととても合っています。

見せる収納ですが、アイテム別に収納することでまとまっています。

 

 

こちらは、最新の納品事例から美容室です。

店舗などの設計では、もっと詳細に収納されるものが決まってきます。

こちらの美容室は収納内部にタオルや備品、溶液ストックなど無駄なく収納できるように計画しています。

仕上げ材や取手の素材などもオーナー様のこだわりが詰まっています。

 

 

 

その空間のライフスタイル、使用用途によってミリ単位で形や開口部を決めることで、

無駄のない、使い勝手のいい収納を作ることができます。

特にリノベーションの場合、既存の構造部分に左右され、制限のある中空間を作り上げていかないといけません。

そんなときに収納は、無駄な空間を活用的な空間に変化させるための大切な手段になってきます。

リノベーションに伴ってできてしまう中途半端な空間や、広すぎる空間など

時にはゴミ箱などを入れるためのスペースや、見せる収納家具でレイアウトの一部にしたり。

形やスペースに合わせた設計が大切になってきます。

 

もちろん既製品の収納の良さもあります。

そこで造作収納を作る際のメリットデメリットを少し考えてみましょう。

 

②造作収納のメリット・デメリット

~メリット~

その1・サイズに合わせて作れること

まず冒頭で触れた通り、無駄なスペースを作らず、ピッタリと使い勝手のいい収納を作れる事です。

少しの隙間もなかったり、高さを決められたり。それだけでもメリットはあります。

例えば、隙間がないということは掃除の手間が少ないです!

高さを決めてぴったりと中身を収納することで見栄えも良くなります。

その2・どこにでも作れること

廊下や玄関、さらには既存収納の一部など、どんな空間にも合わせて収納スペースを追加できるという事。

もちろん作る事で狭くなってしまう間取りや位置はありますが、小物を少し入れるニッチでも立派な収納スペース。

造作収納とは少し違いますが収納力はアップします!

 

こちらは、宇都宮店のアイラーセン(ソファブランド)張地サンプルです。今まではバラバラだったサンプルがきれいに収まっています。

こちらも、美容室のお手洗いストック収納↑です。

 

その3・素材感や色、取手から金具まで自分の好みを追求できる

色合いや素材を、他の家具や家電と合わせて、さらに収納したいものがジャストサイズで入る!そんな事が可能なのが造作収納です。

空間を作り上げる一つとして考えていきましょう!

 

こちらは、洗面所のニッチスペースです。お気に入りの雑貨を飾るなど、素敵な収納スペースが完成しました。

 

~デメリット~

その1・予算がかかる

なんといっても、オーダーメイド。その場所の為だけに作るため、企画寸法のある置き型収納や、棚などより高くなってしまいます。

そのため、既製品と造作収納のバランスを考えながら設計することも大切になってきます。

その2・移動・変更が大変

造作収納は目的があってスペースを決定していくため、使用しているうちに収納量が増えたり、収納場所を変更したりなどの作業が大変になります。

計画を練って、移動させる可能性のある場所は移動できるように計画したり、収納するものに合わせて可動できる可動棚などを計画することで臨機応変に対応しましょう!

 

STYLELABOリノベーションでは、お客様の生活空間にあった提案を行うため、現状をしっかりと把握し、無駄なスペースや空間を活用的な場所にする事でその他の空間もより良くトータルコーディネート致します!

ちょっと収納を増やしたい、すっきり見せたい、など細かな事もぜひご相談ください。

3Dプランニングで思い通りのインテリアを