こんにちは。いつもSTYLE LABOブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、STYLE LABOが設計の時に家具と同じように大事にしている建具(扉)について、ご紹介致します。
***目次***
1.建具とは?
2.既製建具と造作建具のメリット・デメリット
3.提案から決定までの流れ
- ①ヒアリング
- ②デザイン・イメージパターン作成
- ③デザイン・取手を決定する
4.まとめ
1.建具とは?
建具と聞いて何のことか分らない方も多いと思います。建具とは、部屋の仕切りや外部との仕切りに用いる、開け閉めできる戸・障子・襖・窓などの総称のことです。簡単に言うと扉のことですね。ちなみに玄関などに用いられる引き戸や片開きドアなどを「出入り口建具」、建物の外周に設置された窓などを「窓建具」、門扉やフェンスなどを「外構建具」、そして障子や襖、室内ドアや戸などを「内部建具」と分類している。また、玄関戸・ドアや窓などを合わせて、「外周建具」と呼ぶケースもあります。
写真の場合は出入り口建具ですね。
2.既製建具と造作建具のメリット・デメリット
既製建具と造作建具でどちらを選べばよいか悩んでいる方も多いと思います。
それぞれのメリット・デメリットを知ることで、自分の暮らしにどれがあっているのかを考えてみましょう。
既製建具のメリット・デメリット
メリット
・価格が安定しており比較的に安価
・統一感が出しやすい
デメリット
・選ぶ素材が限られてしまう。
・素材によっては劣化した場合にメンテナンスがしにくい
造作建具のメリット・デメリット
メリット
・素材・大きさなど自分の好きなデザインオリジナルで製作可能
・経年の味わいが出やすい
デメリット
・既製建具よりコストがかかる
・木材などの天然素材によってはメンテナンスが必要
どちらのメリット・デメリットも理解して、自分の拘りたいポイントのところは造作建具にしたり、
プライベートゾーンの部分は既製建具にしたりと、1つ1つの空間を分けながら考えると整理しやすいですね。
3.提案から決定までの流れ
①ヒアリング
まず全体のインテリアのヒヤリングを行います。この建具は目立たせたいのか、他に目線を持っていきたいのか、どんな素材感を使いたいのか、など細かくお伺いします。ガラスを使い、奥行感を出したり、明るい色で目立たせたりなど、参考画像を交えながら使いたいものを探っていきます。
②デザイン・イメージパターン作成
ヒヤリングさせていただいた内容から、デザインパターンを作成致します。
ここでお客様に色々なイメージを沸かせていただくために、建具1枚でも5~10種類のデザインを御提示しております。
お客様自身もこんなのあるんだ、だったらこんなのどうだろうと、更に色んなアイデアが出て、より自分の家にあったらどうなるんだろうとう想像を具現化していきます。
③デザイン・取手を決定する
大枠の建具デザインが決定したら最後に取手デザインを決定します。取手ひとつ見ても種類は様々です。通常、メーカー既製品で製作した場合は、メーカー指定の約5~10種類前後の中から取手を選びます。
造作建具の場合、選べる幅が広く、少なくても300~500種類ぐらいのものからご提案致します。
アルミや鉄や木製まで素材も様々ですので、小さい部品ではありますが、拘れるポイントです。
(引用元:株式会社ユニオン)
(引用元:KAWAJUN)
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
建具ひとつとってもデザインが様々で、取手もたくさんの種類から選べることを初めて知った方もいらっしゃるかと思います。
まずは、お気に入りの空間に合う建具を考えてみませんか?
それぞれのメリット・デメリットを知って、自分の暮らしをもっと素敵にしましょう♪
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