今回は、伊勢崎市出身のロックバンド「LACCO TOWER」が運営するオンライン配信スペース併設のカフェ「I ROCKS BASE」にてメンバーの細谷さんへインタビューをさせて頂きました。
アイロックスベース立ち上げのきっかけ
— 今回STYLE LABOへ依頼されたきっかけは何ですか?
細谷さん:共通の知人がいたことがきっかけです。ただ、いくら昔からの付き合いがあっても、センスが合わなければお願いはしないですよね。でも、「STYLE LABO」さんなら大丈夫だろうと思って依頼しました。
知人から話を聞いて、実際に見て「ここなら間違いない」と確信したのは、アイロックス全体の意思でもありました。信頼できるパートナーと組むことで、より理想的な店舗作りができると考えていました。
目指した店舗のコンセプト
— 店舗作りでどんなリクエストをしましたか?
細谷さん:僕のふるさとである伊勢崎市の人々の憩いの場になるような、誰でも気軽に立ち寄れる居心地の良さを第一に求めました。
もともと「アイロックス」というフェスを10年前に立ち上げたんですが、いつの間にか「家のようなフェスだね」と言われるようになったんです。1年に1度帰ってこられる家のような場所——それがアイロックスの象徴になりました。
その感覚を1年に1度だけでなく、1年中感じられる場所にしたい。そういう思いで「アイロックスベース」を作りました。ここでは、地元の人々や音楽好きが自由に交流できるような雰囲気を大切にしています。
こだわりポイントとロゴの意味
— 1番のこだわりポイントは?
細谷さん:「縁(えん)」を大事にしたロゴですね。群馬の「鶴」をモチーフにして、「縁=円」を表現しました。この場所が人と人をつなぐ場になればと思っています。
デザインの細部にもこだわり、シンプルながらもメッセージ性のあるロゴに仕上げました。これを見ることで、訪れる人がこの場所の意味を感じ取ってくれることを願っています。
店舗作りのプロセス
— 設計・施工の過程はいかがでしたか?
細谷さん:補助金の有無によってプランが変わる部分があったので、最初の段階では少し待機期間もありました。でも、最終的には「補助金にこだわらず、その時点でのベストを尽くそう」という方向性に決まりました。
「STYLE LABO」さんには、限られた時間の中で提案をしてもらい、すぐにフィードバックをもらえる流れがありました。施工面でも、こちらの要望に150%の形で応えてくれたので、非常にやりやすかったですね。
設計段階では、可変性のあるスペース作りを意識しました。イベントやライブ、カフェ営業など、さまざまな用途に対応できるように工夫しています。
完成後の感想と今後の展望
— 実際にオープンしてみて、満足しているポイントは?
細谷さん:大満足です!特にカウンターの配置が絶妙で、向こうとこちらを分けたことで使い勝手が向上しました。
また、週末の催し物によってはすぐに満席になるほどの人気で、アイロックスの文化がより多くの人に届いていると実感しています。ライブイベントだけでなく、地域の交流の場としても活用されているのが嬉しいですね。
— 今後、店舗をどのように発展させていきたいですか?
細谷さん:これまでの1年間で、当初のコンセプト以上の体験を提供できていると感じています。
これからは、アイロックスやラッコタワーを知らない方々にも気軽に利用してもらいたいですね。そして、音楽だけでなく、さまざまな文化が発信される場所にしていきたいです。
また、スペースとしての活用方法ももっと広げていきたい。例えば、ライブイベント以外にも、配信スペースやワークショップの場としての利用も考えています。さらには、地元アーティストやクリエイターが自由に表現できる場としても成長させていきたいですね。
・・・メンバーのご実家「柏屋製菓」の和菓子が並ぶ・・・
今回、初インタビューをさせて頂きました、STYLE高崎店のスタッフ関口です。「アイロックスベース」は、音楽と文化が交差する場所として、誰もが気軽に立ち寄れる空間です。細谷さんのこだわりと情熱が詰まったこの場所は、すでに多くの人々の憩いの場となり、新たな文化の発信地としての役割を担っていました。
今後も、音楽やカルチャーを愛する人々が集い、新しい可能性が生まれる場として進化し続けることでしょう。「アイロックスベース」がどのように発展していくのか、ますます楽しみですね。ライブやイベントにとどまらず、ワークショップや展示会など、楽しいイベントも開催されています。これからも地域の方々にとって「また行きたい」と思う温かな空間のカフェです。ぜひ、皆さんも一度足を運んでみてください!
「I ROCKS BASE」