毎日の “ここちよさ” を追求し
暮らしに合わせたプランニング
「どんな暮らし方がしたいのか」
漠然と新しい暮らしを想像するのではなく、何気ない日常を思い描いてください。
朝起きて、コーヒーを淹れる時間。窓を開けて見える景色はどんな景色︖
そんな何気ない日常を思い描くことが、心地良い暮らしづくりの第一歩になります。
自分自身の好みを知ろう
雑誌や SNS で見るかっこいい暮らしが、自分の暮らしに合っているとは限りません。
ご夫婦で話し合ってみると、今まで知らなかった意外なこだわりも見えてきます。
暮らしやすい家づくりには、自分自身の好みやこだわりを知ることがとても重要です。
築年数
築年数によって劣化状況に差が出てくるため、費用が大きく変わってきます。築 10 年を経過すると、一般的に水回りやエアコンなどの設備系統の寿命でてくるので、水回りの費用が掛かってきます。築30年以上を経過すると、耐震補強工事や耐震診断が必要となるため、物件自体が安く売られていても、内装工事以外に費用が掛かる場合があります。
例として私自身が家を建てたときのこと
自分なりにこだわったポイントをあげてみます。
暮らしやすい家
これが、私の家づくりのコンセプト
・生活感を感じさせない家物が少なく、すっきりしていてまとまりがあり、雑誌の表紙に載っているようなおしゃれな家
・暮らしやすい家いつも使うものが近くにあり、実用的で暮らしやすく、子供が居るとおもちゃなどが雑多になる家
この相反することをどう実現していくのか︖シンプルとは何かを徹底的に考えました。
大事にしたポイントは7つ
- ①イメージの共有奥さんと自分のこだわりポイントを確認※ココ重要※
- ②素材感の統一床・建具・壁紙・巾木などの素材感を統一する
- ③景観中と外との繋がりがあるようにする
- ④照明数・種類・配置を徹底的にこだわる
- ⑤スイッチ・コンセント位置を徹底的にこだわる
- ⑥境界線どこまでがプライベートルームなのか。何を見せて何を隠したいのか
- ⑦無駄な廊下はいらない
何気ない日常の動きを、何回も何回もイメージする。
これからの理想の暮らしを朝起きてから寝るまでの日常を切り取りイメージする。
どんな日常をイメージしていたの︖と聞かれることが多いので、私がどんなイメージをしていたか少しお伝えします。
朝起きた時
イメージしたこと- ■自然な朝日を浴びながらゆっくり目を覚ましたい。
だけど、夏に日差しの暑さで起きたくない。 - ■寝室ではなく、顔を洗うときにパッと目覚めたい。
- ■リビングでカーテンを開けると、外の自然な風景があるようにしたい。
- ■寝室は間取りの北側に配置し、夏は朝日が強くなりすぎず、冬でも部屋全体に取り込めるよう広めの高窓を設置。
- ■顔を洗いながら、朝日を感じて目覚められるよう洗面所にも高窓を設置。
- ■自然な風景をより楽しむために窓は大きめにし、風景に溶け込むように窓周りのフレームはなるべく目立たないものを選定。
ソファで寛ぐとき
イメージしたこと- ■ソファに座るだけでなく、床に座ることも多い。
- ■ソファに座りながら携帯を充電したい。
- ■テレビの配線にほこりがたまるのはイヤ。
- ■正面に見えるテレビとテレビボードの配線見えないようにすっきりしたい。
- ■ソファに座ったり、床に座ったり出来るようにラグを大きめに。
- ■携帯充電の配線を導線の邪魔にならないよう、壁ではなくソファ下に配置。
- ■ほこりがかぶらないように壁とテレビボードの隙間をなくした。
- ■テレビボードの後ろから配線が見えないように、購入するテレビボードの配線穴位置の真後ろにコンセントを設置。。
掃除・特に掃除機
イメージしたこと- ■形はコードタイプ・コードレスタイプ・ロボットタイプどれにしよう︖。
- ■どこで使うのが一番多い︖
- ■動かすのがラクで、子供が汚した時にすぐ使えて出しやすいところが良いな。
- ■動かしやすいコードレスタイプに。
- ■使用頻度が多いリビング・ダイニングに収納出来るよう配置。
- ■収納場所にはコンセント配置し、しまいながら充電できるようにを設置。
夜、寝るとき
イメージしたこと- ■寝室は寝ること以外では使わないだろう。
- ■明るさはあまり必要ないけど、本を読んだりはするかな。
- ■携帯の充電は枕元でしたいな。
- ■ホテルのような寝室にしたいな。
- ■ソファに座ったり、床に座ったり出来るようにラグを大きめに。
- ■寝るための部屋なので、天井に照明はなく直接光が目に入らないように壁付照明のみ設置。
- ■絵本を読んだり、読書も出来るように照明の高さを考えながらも、直接光が目に入らないデザインを選定。
- ■枕元で携帯が置けるようにベッドサイズを決めてからコンセント位置を決定。
- ■枕側の壁のみアクセントクロスを貼り、落ち着きながらも締まる空間に。
改めて書き出すと、奥さんが細かくて嫌になるのも分かるほど、色々考えていたなと思います。
(※夫婦間で考えの違いやストレスを感じて、意見を言わなくなることが多いです。
ただ後々大変ですから、相手のことを想い合いながら、喧嘩しないように話をしていきましょう。)
このような本当に何気ない日常の動きを何回も何回もイメージすることで、後悔しない心地よい暮らしに近づきます。