吾妻の家／自宅リノベーション

和室と洗面室をリノベーション

畳の生活からソファの生活に変えたいとの相談から打ち合わせをスタート。

構造もいまでは珍しい真壁(柱が見えている壁)工法で、とても状態が良く、その風合いを生かしたもので計画。
和室の掘りごたつや床下の昇降収納も、いずれ使えるように設計。

既存の見えている木材は表面を削ってきれいにすることで、もともとの風合いを残します。

壁部分は聚楽壁から漆喰へと塗り替えることで明るい空間となり、照明の明かりをきれいに反射し落ち着きのある空間となるよう考えました。

ソファはアイラーセンRAソファを設置。お店で色々座り比べ、座り心地とシャープなデザインで決定。レイアウトを考えワンアームソファに。

新しい生活に自動掃除機ロボットを導入。収納時お掃除ロボットを上手く隠すため、
押し入れの建具をカットし、下に基地となる空間と作りました。

コンセントを新設して、充電中の動いていないときはリビングから見えない設計に。

洗面室は造作洗面で設計。

既存洗濯機の場所を変更することで、ワイドが広めの洗面台が作れる空間を確保しました。
朝の準備を全てここで出来るようにとの希望から、洗面機能だけでなく、アクセサリーなどを収納できる引き出しも。
洗面回りの家電も座ったまま使えるように、引き出し内にコンセントを設置。コードを繋いだまま、出し入れ出来るようにしました。

洗面室につながるトイレは既存のアコーディオンタイプの建具の遮音性や見た目が気になっていたので新規で建具を設置しました。

車いすでも出入りできる、サイズが大きめの建具とする事で将来的な不安も解消できる設計になってます。

北側で冬場とても寒い空間だったため、床下に断熱材を入れることで床下の冷たい空気が室内に伝わりにくくなるような工事をしました。

見える空間だけをよくするのではなく、日当たりや断熱も考え総合的に居心地のいい空間になるよう考えています。